海外からみた日本の非電源ゲーム業界の特殊性について・他

この記事は、Board Game Design Advent Calendar 2014 の第6日目の記事として書かれました。


皆様こんにちは、非電源ゲーム制作をしている佐藤純一(Junias)と申します。

赤ずきんは眠らない」「ワリトリペンギン」「Lost Legacy Legend:赤ずきんは二度寝る(ワンドロー様)」など制作しています。

今回このボードゲームデザインアドベントカレンダーに投稿させて頂くにあたり、様々な有名ゲームデザイナーさんが各々制作に関するハウトゥや考察を掲載なさっております。私も当初そうした制作に関して語るつもりでした。…が、私自身、世に出した作品数が4,5作程度と決して多くなくまた、私は他の方ほど論理的にゲームを作っている感が薄いため、そうしたゲームデザインそのものについての考察は経験豊富な他の方に御任せした方が良い、と感じました。

そこで、私は「日本のミニマリズム」と呼ばれる国産アナログゲームの傾向から見える今後の動きについて語ってみたいと思います。

Table Games in the World:日本のミニマリズム

日本のゲームに多く見られる「最小のコンポーネントで面白いゲームを作る」という傾向が生まれた背景には、3つの理由があると感じています。

  • 要因1:コミックマーケット
    いわゆるコミケによって、そもそも日本に「同人」という文化があります。勿論コミケは文字通りコミック、マンガが主流のイベントですが、これがある事によって、アナログゲームの分野でも日本では同人というものに対する心理的抵抗が低いと考えられます。
    いわゆる同人という概念があまりない海外では、仮に良いゲームのアイデアがあったとしても、パブリッシャ(出版社)に自作のゲームを持ち込んで権利を買い取ってもらうか、あるいはスモールパブリッシャとして小さな会社を立ち上げる事になります。勿論日本に比べて、自分のゲームを発信することの難度が高い事は言うまでもありません。

 

  • 要因2:萬印堂さんなどによる、小規模の印刷サポート
    最近ではポプルスさん、タチキタプリントさん、世界印刷さんなど多くの印刷会社さんが日本の同人ゲーム市場に印刷サービスを提供しています。
    その草分けである萬印堂さんが同人向け印刷サービスを提供するまでは、家庭用プリンタを用いて名刺シート等に印刷してゲームを制作するしかありませんでした。
    家庭用プリンタでのゲーム制作は気軽に印刷する事が出来る一方、1枚あたりの単価が高く工数もかかり、また品質も高くありません。最初に萬印堂さんの始めた少部数でオーダーできる印刷サービスによって、日本生まれの同人アナログゲームの印刷品質が1段上がり、かつゲーム制作のハードルを下げた事は間違いありません。
    その一方で少部数でのゲーム印刷は家庭用プリンタ程ではないにせよ高価にならざるをえず、限られた予算の中でゲームを制作する為にも、1つのゲームに含まれるコンポーネント(内容物)の量を少なくなるようにゲームデザインする傾向が生まれた、と考えられます。
    海外では数百部単位で引き受けて下さる印刷所は聞いた限りないようですし、結果として個人制作でかつコンポーネントの少ないゲームを多く出る様になった、という事なのではないかと考えます。

 

  • 要因3:ゲームマーケットの出展スペース
    上にあげたような2つの要因によって、東京と大阪で併せて年に3回行われるゲームマーケットはほとんど個人出展です。ゲームマーケットは年に3回、いずれも1日限りの開催でしかも頒布スペースは最小単位の場合横幅1m程度と、決して広くないスペースです。プレイスペースを取った場合でも通常1卓です。
    狭いスペースの中でゲームを効果的に見せ、かつたった7時間の開催期間中に出来るだけ多くの方に遊んで頂けるような、短時間で遊べるゲームが話題や注目が集まりやすかったのではないか、と考えられます。

この他にもカナイセイジさんの「ラブレター」の大ヒットもあり、こうした様々な要因が絡み合って日本においては比較的印刷コストの小さいゲームがそれぞれの工夫によって作られたのではないか、と私は考えます。

このように日本の非電源ゲームにおける特異な環境は、他に類のない独自のものであると言えます。初めてエッセンシュピールに行った時に私はその規模の大きさにこんな世界があるのかと度肝を抜かれたのですが、逆の立場である海外の愛好家から見れば「他にない独自の祭典が日本にある!」という見え方をするのでしょう。
海外でお知り合いになった方から日本のゲームマーケットはすごくユニークらしいね、行ってみたいよというお話を伺ったのもそういう事なのではないか、と感じました。

海外パブリッシャが日本の同人ゲームをチェックしにくるという動きは去年あたりから既に少しずつ始まっていますが、そうした動きはよりいっそう加速する事が予想されます。
今後は私のようにJaponBrandに参加するなどしてドイツまで持ってゆかずとも、海外デビューするチャンスは今後いっそう増えるでしょう。また、キックスターターがその後押しを強力にするものと思います。

そうした事から少しでも海外デビューに興味のあるゲーム作家さんは、今後ゲームを作る場合に最低限英語でのルールを備える事を強くオススメ致します。スカウトしに来た海外パブリッシャさんにとってみれば、「English rules available!(英語ルールあります)」などと目立つところに書いてあるだけで興味が数段増すと思いますので。

私の投稿は以上なのですが、前日の常次さんの記事をはじめ、先に書かれた方々の記事を拝見して多いに触発されておりまして、蛇足として戯れに自分のゲーム発想方法や訓練として普段やっている事について書き記してみようと思います。

  • 枠から作る
    よくゲームのルールから作る派、テーマから作る派等と言われますが、私は「枠から作る派」のようです。
    枠というと分かりづらいかもしれませんが、どちらかというとテーマから作る派に近いのでしょうか。どういうゲームを作りたいのかという条件を先に設定して、そこから必要な要素を出してゆきます。
    過去作のノートを振り返ってみると、自分の代表作であるところの「赤ずきんは眠らない」だと作り始める時に「カードをめくってドヤ顔(髑髏と薔薇)」「童話がテーマ」「カード枚数を16枚(※現バージョンは18枚)」という三つの条件を先に設定してから作り始めました。「ワリトリペンギン」のノートを見ると、「DigDug2(※ファミコンゲーム)」「ランダム要素なし」「読み切れないゲーム」とあって、かつ当時喉の手術で入院中だったので手元にある牛乳パックとハサミだけでつくってみたゲームでした。
  • 遊んだゲームの要素を分解して構造化してみる
    これについては、まさに前日の常次さんの投稿で既に「分析」について語られていたので簡単に。
    私の場合はゲームを遊んだあと、出来るだけ要素を分解してそれぞれがそのゲーム全体に及ぼす意味や効果を意識して(出来れば図にして)います。Boogieboardという何度書いても消せる筆談ボードを持ってまして、それにゲームの要素を出来るだけ書き出し、それぞれの要素にどういう相互作用があるのか関連性を見ています。
    特になにがどうという事はないのですが、創作の経験値があがるのでは、と勝手に考えています。

 

蛇足もこのくらいにしましょう。次の7日目は友人の篠原遊戯重工 の篠原さんです。
アドベントカレンダー2日目の倦怠期 大新さんと篠原さんは、ほぼ同時期にゲームを創り始めた同期のようなものと勝手に思っておりまして、彼らの事はつい何かと意識してしまうので記事が楽しみです。

ご意見やご感想がございましたら、以下のいずれかまで頂ければ大変幸甚に存じます。

Twitter: @junias_
Website:http://junias.net/
Mail:info@junias.net

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ゲームマーケット2014秋につきまして・他

皆様こんにちは。

2014/11/16に東京ビックサイトで開催されるゲームマーケット2014秋につきまして、弊サークルJuniasは出展こそないものの数点のお知らせがございます。

ワンドロー様(ブース番号A20)新作「Lost Legacy Legend」

ワンドロー様の人気シリーズ「ロストレガシー」の最新にして最終(?)となる本作は、8人のゲーム作家によるオムニバスという大変珍しい作品です。収録された8本のロストレガシーのうち、Juniasでは「赤ずきんは二度寝る」を制作させて頂きました。
ロストレガシーのメカニズム上で、私の得意とするブラフ(はったり)型ゲームを実装するという挑戦に取り組み、他のそうそうたる作家陣に負けない作品が仕上がりました。是非遊んでみて下さい。

ワンモアゲーム!様(ブース番号J18)ボードゲームおぼえがき〜同人ボードゲーム制作記

今回も新作「トリックorトリック」を出す気鋭のサークル、ワンモアゲーム!様の呼びかけで、国内のインディーズゲーム作家が結集しそれぞれがゲーム制作等について寄稿するという同人誌で、Juniasでは「EssenSpiel2014手記」を寄稿させて頂きました。
ドイツのエッセンで毎年開催される世界最大級のお祭り、Essen Spielに今年も参加させて頂いたのですが、日本を発つ日から帰国まで毎日、出来事を毎日書き溜めたものです。そのため非常に個人的な出来事を多く書いておりますが、現地の熱気や興奮を感じ取って頂けたら嬉しいです。

Power9Games 様(ブース番号E41-42)

今回完売必至の新作「ひつじとどろぼう」をひっさげゲームマーケットに参加されるパワーナインゲームズ様にて、拙作「ワリトリペンギン」と「赤ずきんは眠らない」を13時より委託販売させて頂きます。(お取置き・予約は致しません。)

  • ワリトリペンギン (残数わずか)¥2,500
  • 赤ずきんは眠らない(GM特別価格)¥1,500

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このほか、お知らせがございます。

2014年11月12日 ゲームマーケットチャンネル

こちらにお声掛け頂き、出演させて頂く事になりました。エッセンシュピールや今回のゲームマーケットについてお話させて頂く予定です。

ほらボド!

Podcastパーソナリティであるmomiさんが主催するゲーム会にお邪魔する予定で、そこでPodcast収録に参加させて頂く事になりました。近日公開されましたらツイッター等でお知らせさせて頂きます。

パズルガールズだてこの「あなたとくつろぐなら、ゲームがないと!」

SCRAPのアイドルだてこさんのニコ生に今度お邪魔させて頂く事になりました。ロストレガシーレジェンドをプレイさせて頂く予定です。同じく公開時にツイッター等でお知らせさせて頂きます。

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ロストレガシー レジェンド製作に参加致しました

「ロストレガシーレジェンド」

http://one-draw.jp/event/event_gm2014a.html

Lost Legacy Legend

Lost Legacy Legend

ワンドロー様製作の有名タイトル「ロストレガシー」の一区切りとなる大型セット「ロストレガシー レジェンド」の製作に参加致しました!

従来のロストレガシーシリーズにおいては、「他のロストレガシーセットのカードを混ぜてもプレイ可能でなければならない」という製作上の大きな制約があったのですが、今回のレジェンドに置いては8人のゲーム作家さんそれぞれがその制約を排して作っています。

私は8作中の1作、「赤ずきんは二度寝る」を手がけさせて頂きました。

私自身のセットはもちろん、他の作家さんのゲームも何作か遊ばせて頂きましたが、製作上の自由度が増したことで、結果として8人それぞれのゲーム作家の個性が色濃く反映されている様に強く感じました。

私が担当した「赤ずきんは二度寝る」について。
実はこのタイトル、最初は友人Power 9 Gamesのナインさんが、「赤ずきんは眠らない」をロストレガシーに組み込めないかと製作開始したゲームでした。
諸事情から今年の春ごろナインさんより製作を引き継いだあと、私で手を加えた結果、そうそうたる作家陣にも見劣りしないと自負出来る作品に仕上りました。貴重なキッカケを作って下さったナインさんにはこの場を借りて御礼致します。

詳細な内容についてここでは触れませんが「自分の手番を攻撃的にパスする」というコンセプトのみお知らせしておきます。どうぞお楽しみに!

また、上記ロストレガシー レジェンドを体験できる「ロストレガシー祭2014」がきたる10月11日に開催されます。様々な催し物がありますので、いち早く各セットを体験したい方、興味をお持ちの方は是非参加して下さいね。

http://twipla.jp/events/108663

以上です。

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【お知らせ】ワリトリペンギン専用ついたてについて

ワリトリペンギンがリリースされてしばらくたちましたが、お子様や女性等手の小さな方が遊びにくいというお話がありました。

そこで、本作のアートワーク/デザインを担当して頂いたおさむさんが、ご自身のWebサイトでワリトリペンギン専用のついたてを作成して下さいました!
ダウンロードは以下のサイトからとなります。
トップページはこちら→[太平楽] 
綺麗に箱に収まりますので、ご自身でプリントして、是非プレイのお供にしてくださいね!
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【ゲームマーケット2014春】予約受付を終了致しました

Juniasは、2014/06/01に東京ビックサイトで開催されるゲームマーケット2014春に出展致します!

【出展決定作品】
ワリトリペンギン 〜CLICK&CRACK(第2版)  ¥2500
赤ずきんは眠らない¥1500(通算2000個突破記念価格。限定50個)

ブース番号はD26。
ブースマップはこちらをご覧下さいね。

http://gamemarket.jp/modules/tinyd01/index.php?id=74

皆様とお会いできる事を楽しみにしております!

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Spiel’13 雑記(2013/10/24編)

2013/10/24
Essen Spiel’13開催初日 晴れ。
6:30起床。
ビュッフェの食事は流石に連日なので肉を減らして乳製品系に変更
前日のプレスデーで開場10時スタートだけれど、早めに出発。
昨日トラブルのあった予約対応については、お客様の名前をiPadで検索できないか、とコンセプさんが直前まで調整。出発数分前にその体制を整えてくださった。
これで一件あたり2〜3分以上要していた予約対応が1分程度で可能になる! と言うことで心から感謝。
徒歩で会場に向かう。
okazuブランドの奥様のほうの、にゃもさんが和服、こげこげ堂のisaさんの奥様が浴衣を着ておられたので、歩くスピードに気を遣わないとな、などと思いながらもついつい気がはやって、足早になってしまう。
会場前はすでにぞろぞろと人出があり、すごい人だなーと横目に見ながら、会場に入り、ブースに向かう。
隣を歩いていたカナイさんに安くゲームを売っているお店の情報を聞いたり、プレスルームの場所を聞きながら歩いていると、前方遠くに黒山の人だかりが。それをみて、カナイさんが一言。
「やばい、終わった…w」
まさか、と思ったが近づくにつれどうも間違いなくヤポンブランドの前にいるらしい。
開催30分前なのに。。。?
半信半疑のまま小走りでブースにたどり着くと、先入りしていた健部さんとシモンさんがたった二人でてんやわんやで対応をしている。声をかけると「まずいので、開けてしまう判断をした」とのこと。
確かにまずい。すでに人だかりは誰もコントロールされないまま、左右と向かいのブースの妨げになっている。
私は予約処理担当なので、コンセプションさんと二人三脚で、私が受付、彼が棚だしする、という体制にして、対応開始。
溢れる人、途切れない問い合わせで大混乱の中ひたすら人をさばく。
 列整理をしていたマサノフさんやハトクラのえぅさん達に後で聞いたところによると、そちらも大変だったらしい。
開場した時刻もわからぬままてんやわんやで処理をして、全ての待機がはけたのは1時間弱たったあと。問い合わせ対応など、なんでもやっていたカナイさんや、一緒に予約をさばいたコンセプションさんと肩を抱き合って喜んだ。
全身汗だくだった。みんなそうだったと思う。
日本のゲームは、ラブレターやトレインズの成功で注目されているよ、と伺ってはいたけれど、まさにそれを肌で感じる熱気だった。
コンセプションさんが直前で構築した予約をiPadで検索できる体制がなかったら、本当にどうにもならなかったと思う。
行列が引いたのちも人が途切れることはなかったが、ある程度目処がついた昼頃から、プレイ卓で自分のゲームも出させていただく。
中に1人、台湾の方らしき可愛らしい女性がおり、ずっと赤ずきんのディスプレイを真剣な顔で見つめている。
どんなゲームか質問に答えているうちに、他のフランス人の夫婦が遊びたい、と声をかけてくださり、自分を交えて4人で遊ぶことに。
最初はどんなゲームだろう、値踏みするようなうかがうような表情だったのがやがてぱっと笑顔になってくださり、手応えを感じると共にホッとした嬉しい瞬間だった。
その後も遊んで気に入って、すぐ買ってくださる方がしばしば続き、嬉しかった。
自分のゲームのタイトルについては”Eat me, if you can”という、ちょっとえっちっぽいタイトルにしていた事が良かったのか悪かったのか、タイトルを見た瞬間爆笑するフランス人、ニヤリとして去ってゆく人など色々でした。
遊んでいただいた今回の出展作品はどれも好評で、コンセプションさんの”タマゴリッチ”、有限浪漫さんの”ドンブリコ”、こげこげ堂本舗の”スシドラ!”、”ワンナイト人狼”、それに自分のゲームがプレイ卓で特に多く遊ばれており、カナイさんやokazuさんは自分たち初出展組に譲ってくださっており、申し訳ないと内心思いながらも、お言葉に甘えてしまいました。。。
中でもスシドラ!は、やはりsushiという日本テーマというのがつかみとしてすごく良いようで、彼が寿司マスターのコスプレだったこともありインパクトは十分。一番遊ばれていた気がしました。
一方マサノフさん。彼は生真面目っぽい人ですごくいい人なのだがあがり症なようで、一生懸命自分のゲームの説明をするのだけれども、英語が苦手なこともあってついつい外国人のお客様に日本語が出てしまうようで…
僕が見た範囲ではディスプレイを見ている方に「どうもこんにちは!」って言っちゃったりとか、ゲームが終わった後「お疲れ様です!」って言っちゃったりとか、インスト中これは何ポイントになるんだ?という質問に対して、「うん!にポイント!」って自信満々に答えてポカンとされたりとか。。。w
はたから見ていてハラハラするやら笑えるやらで楽しませて頂きました。本人は真剣なのがまた。。でもダメかというとそんなことはなくて、インスト用に自分と同じく説明ボードを用意していらして、一緒に読んでもらいながら説明し、ちゃんとゲームを理解した上で笑いが生まれていたので良かったと思います。
午後に入って少しずつゆとりができたので交代で一時間ずつくらい外に出ることに。
中を歩いて、まずはすさまじい人出に圧倒されました。
日本のゲームマーケットが5000人、一方でEssen Spielは4日間の開催で15万人。およそ30倍の人が参加されている計算です。勿論延べ人数なので1人が複数日来ているんでしょうけれど、それでも桁違いの人出です。それも老若男女問わず、幅広い人々がそれぞれ集って一緒に遊んでいる姿を見て、この人たち、みんな同じ趣味を共有しているんだ…と自分でもよくわからない感動をおぼえ、圧倒されました。
この日自分はマイナーブランドの多いホール2にゆきました。
ルールをざっと読んで気になっていたIntrigue City(陰謀の街)とドイツ語版のラブレターを購入。
ホール2ではゲームだけではなく、鎧甲冑の専門店があったり、杖を売っているコーナーでは中学生時代に大好きだったファンタジー小説「ドラゴンランス」シリーズに出てくる”マギウスの杖”を売っていたり、赤いフード付きのローブを売っていて危うく赤ずきん用に買いそうになったり、かと思えばR2D2が館内をウロウロしていてぶつかりそうになったり、すんごいクオリティの高いエルフやオークのコスプレの人がいたり、MT:Gのシングルカード専門店では壁一面に古くからある使い道のあまりない古いカードが壁一面に貼られていたり、見ていて飽きなかったです。
お昼は以前ボー研の直江さんがpodcastで紹介されていて、ドイツにいる間に必ず食べようと思っていたカリーヴルスト。ぶつ切りにしたソーセージにターメリックが多めに振られたカレーソースがかかっていて、バゲットに挟んで食べました。要するにカレーホットドッグ。
向こうのファストフードって位置づけなんだけれどうまかった。
夜はお約束のビールを飲んだら気絶するように寝てしまった。
このようにして、激動の初日は終了したのだった。
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Spiel’13 雑記(2013/10/23編)

2013/10/23
晴れ。6時起き。9時徒歩で出発。空気が心地よい。
本日、Spielはプレスデー。お金のやり取りは禁じられており、予約対応、体験プレイのみを行う。
ブースを隠していた布を取り払い、予約分の取り渡しを開始。
手持ち予約リストのソートにトラブルがあり、来た方の検索に手間取るが、数は少なく比較的平和。
予約の一番最初のお客様にいきなりサインを求められ、こそばゆい心地になった。
プレイ卓に初老の男性がおり、次々とヤポンブランドのゲームを遊んでゆく。
もちろん自分のゲームも遊んでいただき褒めていただいて嬉しかったのだが、後でHey, that’s my fish!のギュンター氏だと聞いて驚いた。他にも会場内をフリードマンフリーゼ氏が歩いていて、それぞれ写真を撮らせていただいた。どちらの方も大柄!
予約対応も平和だったので、幾人かの人に引き継いで会場を歩く。しかし、プレスデーだというのに会場は未だ設営前のブースが多数。
その中でホール1に鎧甲冑、硬質ウレタン製の剣など武器類を多数売っている店があり、テンションがあがる。流石に鎧は持って帰れないが、ガントレット(手甲)なら明日買ってしまおうか…としばし悩む。
EssenSpielはボードゲームだけでなく、玩具など様々なものがあって、明日の開催が楽しみ。
無事平和なままプレスデーは終了したが、予約リストの照合に手間取る問題に不安を感じる。
夜はヤポンブランドの面々とAEGのボスのJohn氏、Mark氏と会食の機会があり、熱い思いや日本のゲームの展望について楽しく話した後、ホテルの計らいで2階にプレイスペース用に開放されていたホールに向かう。
ホール内のテーブルはほとんど埋まっており、いろんな国籍の人々が様々なゲームを遊んでいる。
その中の1卓を使わせてもらい、John氏やその奥様、Mark氏を交えてヤポンブランドの作品を遊んでいただいた。
同席したシモンさんは、ルールを簡潔に伝えつつ、しかもそれぞれのゲームの面白いポイントをしっかり押さえたスピーチをされていて、とても有難い。
ワンナイト人狼のAkidelicさんが同席していたのだけれど会話が主のワンナイト人狼でしっかりと楽しくなるようなトリックのあるプレイを見せていて、流石だなぁと思った。
AEGの方々との卓を他の人に譲り、隣の卓にはシュミットのマネージャでゲシェンクの作者であるギムラー トーステン氏がたまたまいらして、一緒に遊んでいただく。
それにしても著名な方が数々いらしてすげえ…。と思わずにはいられない。
今夜のベッド争いはコンセプションさんが勝利。
流石にちょっと疲れを感じつつ就寝。
明日は開催初日。いよいよ始まる。
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Spiel’13 雑記(2013/10/22編)

2013/10/22
晴れ。6時起床。今だ暗い。
後にわかったことだけれどサマータイム制度のために1時間早くなっているそうだ。
身だしなみを整えてビュッフェに向かうと既に林夫妻がいらした。
前に聞いたところによると、有名な人がいたりするので、早めに起きるのだそう。さすが、と思った。
食後全員で軽く打ち合わせた後で8:30出発、歩いて行けなくもない距離だがタクシーでMesseに向かう。着くなり有限浪漫のマサノフさんが忘れ物をした、と1人ホテルに帰る。
入り口で軽いチェックを受け、会場内部へ。
今日は準備日との事で、ほとんど人は居らず、がらんどう。
全員集合で居るのは我々くらいかもしれない。日本人は勤勉と言われるわけだ、と思った。
什器は到着しており、一同ホッとする。来ていないという年もあったのだそうだ。
全員でブースのセットアップを行う。
棚の設置、飾り付け、在庫カウント、予約分の取り分け、一番大変な作業は8月に船便で送っていたゲーム類は全て当時ルールの翻訳が間に合っておらず、日本から持ち込んだ翻訳ルールブックを封入したり、セロテープで貼り付ける作業だった。
マサノフさんよりしばらくして連絡が入る。
「道を聞いたらパトカーでホテルまで連行された」との事。全員でひとしきり爆笑する。
日本でもパトカーに乗ることなんてないのに、何故ドイツで。。。
おそらく言葉の達者でないまさのふさんに説明して1人歩かせるよりは、連れて行った方が良いと判断したのだろう。ドイツの方は親切だなあ、と思った。
時々一服に会場の中を散歩する。
okazuさんのtrainsやカナイさんのloveletterの巨大なポスターが目立っていて、お二人は凄いんだなあ、と改めて思った。
毎年やりきれないほどの作業量があるそうだが、今年は全て17:00までに終える。健部さんが快挙だと感動されていた。
初めてドイツの地下鉄に乗り、エッセン中央駅へ。
ショッピングセンター「ガレリア」をのぞく。
とにかくビールやパン、乳製品が安い。輸入に頼らざるを得ない日本とは価値観が違うことに驚いた。
食事はpepperkornという店に。肉料理が美味い。まさにドイツ!という感じで舌鼓を打つ。
雰囲気も良かった。
部屋に帰ったのち、例の即興ゲームでベッドを決める。勝者はマサノフさん。
シャワーを浴び、電池が切れたように眠る。
こうして準備日が終了した。
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Spiel’13 雑記(2013/10/21編)

ドイツ・エッセンに渡航してから、すでにひと月以上も経ってしまいました。

じつは、Essen Spiel 2013 開催期間中、毎日何があったのか、どんなことを感じたのかをiPhoneのボイスレコーダーに録音しておりました。これを個人的に自分で後日読み返すための文章にしておきたいと思い、以下に記録します。

  • 開催から非常に時間がたっており、残念ながらニュース性はほとんどありません。
  • あくまでも個人的な出来事を個人の目線で録音したことをできるだけその時録音した時のニュアンスのまま記録しており、オチがなかったりするかもしれません。ですから、読んで面白くなくても苦情は受け付けません(笑
  • 長文ですが、ご容赦ください。

あくまでも個人的な出来事を記録したもので、あまりWebのJunias公式サイトで発信するような内容ではないのでは、とも思いましたが、そんな内容でも興味を持ってくださる方もいらっしゃるのではないかと思い、悩みましたが公開することにいたしました。文章はあった出来事を独白しているような体裁になっているので、多少読みづらいかもしれません。

文量が当初思っていたよりもよほど多くて書き出しに苦労しており、10/21~23の分のみ記録しています。10/24~28については、近日中に記録して公開します。

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【Brand-NEW web TV Program!!】あんぷら部 Vol.1

こちらでの告知が少々遅れてしまいましたが、まずはこちらのWebサイトをご覧ください。

http://tv.s-spot.net/unp.html

ひょんなことからお友達になっていただいた羽根光祐さん、そしてそのパートナーの鳴海なのかさんから光栄にもお声掛けいただいて、なんと新しいWebTV番組「あんぷら部」の第一回目に恥ずかしながら出演させていただきました!

改めて見返してみると、無意識に「ええと・・・」を連発していて申し訳ないやら恥ずかしいやら。。。
でも頑張って参加してきました!

第一回目はルール編、近日中に公開される第二回目はいよいよ役者の皆様が拙作「赤ずきんは眠らない」をプレイしてくださいます。

そののち、前回のゲームマーケット出展作「ワリトリペンギン」も紹介予定とのこと! お楽しみに。

羽根光祐さんBlog はねぶろっく!

鳴海なのかさんBlog なのかる★ 女優&簡単料理研究家鳴海なのかブログ

あんぷら部

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